秋田県といえば、子供の学力テストの成績の良さで有名ですし、日本屈指のお米どころとしても有名です。でもそんな秋田にも、余り成績が良くない記録があるのをご存知でしょうか?
それは、婚姻率と出生率。秋田は10年以上にわたって、この2つの数字が全国でワーストNo.1なのだそうです。
少子化は、秋田県だけに限らず、日本全土の問題です。子供が少ないと、次世代を担う人材が育たず、経済的にも、またそれ以外の面でも、多角的に問題が発生してきます。これからの国際社会で、国力の維持も困難です。
これは、今更説明の必要もないことでしょう。そこで、その傾向が今のところ、一番強く出ている秋田県は、婚活対策の強化でなんとかこの問題を解決しようとしています。
県は、この婚活事業を財団法人青年会館に委託して、"あきた結婚支援センター"を設立しました。"すこやかあきた 出会い応援ウェブサイト"というサイトも用意され、メールアドレスを登録すれば、メールマガジンも受信できます。
このウェブサイトを通じて、出会いの場を提供するイベントの情報を公開したり、参加申し込みを受け付けたりしているとのことです。
また、運営に携わっているボランティアの紹介などもあるようです。ボランティアの募集も行われています。
それに加え、今回は"結婚サポーター養成セミナー"なるものを開催。ボランティアだけでなく、きちんと婚活を支えられる人間を育てる講習会で、より婚活の成果を挙げようというのです。
このセミナーは、秋田県各地で開催され、羽後町、大潟村、仙北市がなどで開催されています。
現在のところ、出会い応援ウェブサイトの情報によれば、講習会後認定された結婚サポーターは県下の9市町村で多くの人数にまでなっています。
あきた結婚支援センターによる出会い支援で付き合うようになったカップルは今のところ3組で、うち1組は、間近に結婚を予定しているそうです。
女性が集まらず、イベントが中止になったりと、前途多難ではあるそうですが、こういった地元密着型の試みは着実に効果を発揮して欲しいですよね。