古今東西、結婚詐欺をはじめ、男女の仲に犯罪はつきものです。婚活が一般的になり始めてから、婚活でも犯罪が増えてきました。なくならないとはいっても、あることが悲しい事実であることにちがいはありません。
婚活は、人生のパートナーを求めて一生懸命取り組むものです。信頼できる相手を探しているのですから、そのエネルギーはすごいものです。そうして見つけた相手が詐欺師だったら、その人の人生はそれだけで狂ってしまっても無理はないのです。それだけ大きなことですから。
〇〇市で婚活サイトを通じて見つけた女性らから200万円のお金をだまし取った疑いで逮捕された〇〇籍の男性に、懲役3年、執行蓉予4年の刑が下されました。
お金は将来の子供に渡す記念品や、2人の出会いを残すための記念品として、腕時計などを購入するための費用として受け取っていたそうです。
犯人は肩書きを裕福な会社経営者と偽り、縁結びの寺院に相手を連れて行くなど、いい人を装う工作にも余念がありませんでした。
犯行の理由を、経済的に窮地に追い込まれたため、と話しています。だからといって、人の夢を踏みにじる理由にはなりません。
今回の判決は、経済的な損害と共に、被告の将来を夢見た気持ちをぶちこわした精神的苦痛も刑の重さに反映されているとのこと。あらためて、こんな人の思いを踏みにじる犯罪は起こって欲しくないものです。