どうも女性と男性の間には性関係に対する温度差があるようです。夫婦となるべく相手を探す婚活に、性のお話はつきものですが、ニュースで取り上げられるのはそのギャップがほとんどですね。
大手女性誌コスモポリタンに、こんな調査が掲載されました。「セックスとFacebook、どちらがいいですか?」
すると、答えはこうなりました。20%の女性が、「セックスよりFacebookしてる方がいい」と答えたのです。きっと世界の男性はドン引きしていることでしょう。
セックスはもちろん相手があっての行為です。一方で、Facebookも相手がいて初めて成立するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
では、やる目的といえば?セックスは突き詰めれば自分の欲の発散であり、相手はそのために必要な要素ということになります。理想的なことをいえば、お互いに寡黙に自分の求めているところに到達できるところにゴールがあります。
一方のFacebookも実は同じなんだそうです。Facebookのタイムラインは、自分がこうなりたいという理想像に向かって、周りの人間と交流することで自分を作っていくことができるわけです。
ほかでもないFacebookのスタッフが、Facebookのタイムラインは自己愛の固まりと話しているそうです。いかに自分が望むとおりに自分を見せられるか、まわりから注目を集めることができるか、それがタイムラインの課題です。
セックスで得られる幸福や達成感を、少なくとも古来から社交性に生きる女性はFacebookから得られるわけですね。
特にFacebookは都合が悪ければ消せますし、公開範囲も自分で決められるので、リアリティとの区別もつけることができます。
手軽に自分の欲を発散できるFacebook。人間のもっとも根本的な欲のひとつ性欲に勝るとは、今日の人気の高さにもうなずけるところです。