夫婦の愛とは時に型ハズレなものです。そして私たちはそれでも愛し続ける夫婦にロマンを感じます。長く連れ添い、遠く離れても愛し続けるカナダの夫婦の物語がウェブで紹介されています。
オタワのミントパークに到着したジャンさんは11年の歳月を費やした旅を終えました。11年かけた旅で、彼は世界各地を回りました。それも移動手段は徒歩。40代も半ばの頃に、自分探しの旅に突発的に出発していたのでした。やがて旅を通し、彼は暴力の被害を被る若年者の救済に傾倒していきます。
彼が旅したのは6大陸164カ国、75,000キロ。今年1月に出身国のカナダ、バンクーバーに到着。そこからさらにカナダを横断する旅を続けています。旅のお供は押し車だけ。
当時56歳になった彼はオタワに到着する頃、53足もの靴を履きつぶしてしまいました。身体への負担が大きかったことから、旅を終える自身がなくなった時期もあったそうです。
旅の始まりに持参した現金は4,000ドル(約30万円)ほど。ほとんどの出費は現地で見知らぬ人から恵みを受けてまかなっているそうですが、なんと、毎年彼の帰りを待つ奥さんが生活に必要な足りない費用を送ってくれるのだそうです。
彼はモントリオールの奥さんと"これからは彼女と一緒に歩くよ。もちろんだ。だけど尻に敷かれるだろうね。"と、ジャンさんは話しました。