糖尿病の種類
糖尿病にはⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病の2種類がありそれぞれ原因は異なります。

Ⅰ型糖尿病の場合は先天性のもので、すい臓で作るインスリンというホルモンが遺伝子欠陥で作られないことが原因です。

Ⅱ型糖尿病の場合は後天性のもので、内臓脂肪の増加や運動不足による肥満体型によってすい臓で作られるインスリン量が少なくなることと細胞がインスリンの作用に鈍感になることの2種類が原因です。

インスリンは血糖値を下げる働きをする唯一のホルモンのため、インスリンが機能しない状態の高血糖が糖尿病を発症させます。


男性の糖尿病の主な原因
男性の糖尿病で特徴的な原因の1つは高頻度の肉食の食生活が知られています。お肉をよく食べる人と食べない人とを比較するとよく食べる人の方が約4割発症リスクが高いという報告がされています。

その原因は体内の鉄分蓄積量が関係していると推測されています。お肉に含まれている鉄分が体内に蓄積することでインスリンの作用を阻害し血糖値を下げにくくしていると考えられています。

女性の場合は生理現象で鉄分が体外に排出されてしまうため鉄分蓄積量がもともと少ないことが理由で主に男性に特有の原因となります。


女性の糖尿病の主な原因
女性の糖尿病の原因にストレスにおける因果関係が知られています。仕事などのストレスによって糖尿病の発症リスクを約2倍高めているといわれています。

また女性特有の糖尿病として妊娠糖尿病があります。二十歳のときに痩せている女性が妊娠すると妊娠糖尿病の危険性が約5倍高いことが報告されています。

痩せ形と通常体型とを比較すると必要な栄養素や筋肉量が少ないため血糖値が高い傾向にあります。そして妊娠を期にインスリンが作用しにくくなり、

またインスリンの分泌量が変化しないことで高血糖の状態になってしまうことが主な原因と考えられています。。


子供の糖尿病の主な原因
糖尿病は大人の病気というイメージがありますが子供も糖尿病を患います。子供の糖尿病はⅠ型糖尿病であることがほとんどのためすい臓で作るインスリンの遺伝子欠損が原因となります。

少数ですがⅡ型糖尿病を発症する子供も存在しその多くは肥満体型です。子供のⅡ型糖尿病の原因は大人と同様に食生活と運動不足により内臓脂肪の高まり

インスリンの生産量が減少することと、インスリンの作用しにくくなることで血糖値が下がりにくくなるためです。

子供の肥満は食生活と運動不足だけでなく遺伝も関係していると考えられているため親の管理が必要となります。