イヌリンを豊富に含む食品を上手に利用して気になる血糖値にアプローチしましょう。イヌリンは水溶性食物繊維の一種で話題の成分です。

イヌリンは私たちの腸では消化できないのですがお腹の中でゲル化して他の食品から摂った糖質まで一緒に排泄してくれるのです。

さらに発酵分解されてオリゴ糖になるため血糖値上昇をおさえたりお腹の元気をサポートする成分とも言われています。



イヌリンをもっとも多く含む食品は「菊芋」です。「そんな食品聞いたことがない」という方も多いかもしれませんが熊本県や長野県などで栽培されご当地町おこしの産物として注目されつつあります。

「イヌリンをもっとも多く含む食品」ということで健康食品として人気を集めつつあります。菊芋はイモではなくキク科の植物です。

ヒマワリに近い仲間で花も黄色く小さなヒマワリに似ています。菊芋はイモと名前がついているように根元にイモ状のかたまりができます。

見た目はイモというより生姜のようで成分もイモとはかなり異なっています。イモはデンプンがたくさん含まれていますが菊芋にはデンプンの代わりにイヌリンが含まれています。

生の状態なら菊芋の15％前後はイヌリンと言われています。また菊芋はデンプンがほとんどないためとても低カロリーな食品です。

食感はゴボウに似ています。低カロリーでイヌリンを豊富に含んでいるため低インシュリンダイエットをしている女性や血糖値が気になる方にとって強い味方です。



調理としてはゴボウのようにきんぴらにしたりから揚げや肉巻きにしたりがおすすめです。またイヌリンを効率的に摂取するために菊芋を使ったサプリメントも販売されています。

生の菊芋はなかなか手に入りにくいのですがサプリメントなら簡単にお取り寄せできます。毎日数粒飲むだけで、菊芋が持つイヌリンパワーを効率的に摂り続けることができます。

またイヌリンサプリメントは粒状のものだけでなくパウダー状のものもあり他の料理や食品に混ぜて食べることもできます。他にも健康茶として販売されているものもあります。



イヌリンを含む食品にはほかにゴボウやニラなどが挙げられます。ゴボウもみるからに食物繊維が豊富でカロリーも低いです。

ニラもいろいろな料理に入れて楽しめる便利な食材です。菊芋のサプリメントやゴボウ・ニラなどを上手に使ってメニューを組むことで血糖値の上昇を抑える食べ方を工夫することができます。

特に食物繊維は食事の一番最初に摂ると血糖値の上昇をゆるやかにすると言われています。