雑穀が健康に良いと言われ続けて久しいのですが、改めて見てみるとどうしてそんなにいいのかわかりにくいかもしれません。
というのも、雑穀を食べる利点は本当に多いんです。だから挙げ出すとキリがないというのがあるかもしれません。
環境問題の観点で言えば、丈夫で栽培しやすい点も大きな特徴ですし、栄養価でも偏りがちな現代の食卓の救世主的存在です。
雑穀の栄養について良い点を挙げ出すとキリがないのですが、今回は食物繊維について紹介しようと思います。
雑穀でお通じ改善の効果が期待できるというのは有名な話でしょう。整腸作用というのは何もスッキリして気持ちが良いというだけではありません。健康では本当に重要なことなんです。
例えば、現代病と言われている免疫不全やアレルギーも、腸の状態ととても綿密に関係していることがわかっています。
ざっくり人の身体を筒状に例えると、消化器官は内側の体内であるものの、厳密に言うと肉体組織外でもあるわけです。
口から異物を投入し、消化器官は常に体外の物に接しています。言わば人の免疫が一番試されるところでもあります。
この状態によって免疫機能の調子が左右され、腸の調子が良いと花粉症などのアレルギー症状が化湾されることがわかっています。
また、大人の女性に多い、ホルモンバランスの崩れから来る口周りの吹き出物は、東洋医学で下っ腹の冷えや便秘など、腸の不調に由来すると言われています。
食物繊維でいいお通じになるというだけでも、健康には大きな影響があるということです。
雑穀の食物繊維
