糖尿病は代表的な生活習慣病のひとつです。原因はさまざまですが、血糖値を調節するホルモンであるインスリンの分泌や働きが損なわれることで起こります。結果的に、血中の糖分が異常に増加した状態が続き、さまざまな合併症を引き起こします。
食生活の乱れから肥満になり、インスリンの働きが悪くなる例が現代人に多く見られます。糖尿病の治療には、食事制限などの厳しい管理が求められます。
また、血糖値が日常的に高い糖尿病予備軍も相当数いると言われています。ただでさえ自覚症状が少ない糖尿病。予備軍は多くの場合気付いておらず、健康診断などで指摘されて初めて食事を気を付けるようになることが多いです。
糖尿病は、急激な体質の変化にさらされる妊婦さんにも見られるものです。だからこそ、突然の食事管理、どうすればいいか戸惑いますよね。
私は、糖分摂取過多を避けるために、普段の白米を雑穀にすることをお勧めします。糖はつまり、炭水化物。甘いものを我慢するのも大事ですが、普段の積み重ねも大事だと考えています。
例えば、雑穀にすると何が違うのか?雑穀も炭水化物ですが、含まれている食物繊維が圧倒的に増えます。
この食物繊維が、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれるという研究データがあります。
特に大麦に含まれている食物繊維は水溶性で、この効果に期待できるということです。食物繊維は便秘にもいいですし、あれこれ我慢する前に毎日のご飯に一工夫する方がストレス少なく済みますよ。