白米を控えて、雑穀に置き換えようという動きが活発になっているようですね。
そもそも、白米も雑穀も炭水化物。炭水化物ダイエットがあるように、現代社会では目の敵にされやすい食品です。
白米が今のように主食として一般的に広まったのは、その美味しさからです。白米は繊維が多い殻の部分を取り除き、糖が多く集まった実の中心部分を食べるようになっています。
炭水化物は糖。そのうち人の身体で分解できないものが食物繊維になります。
糖は現在、酸化と同じように身体の老化を進める「糖化」の原因となる物質として注意喚起されています。糖化を引き起こす糖を含む白米を過剰に食べ過ぎると、現代の食生活の問題をさらに悪化させることになります。
そこで、白米を雑穀に置き換える食事が健康的だと言われているのですね。
雑穀はその昔、まだ日本が貧しかった頃、主食として食べられていました。糖より食物繊維が多くて、栄養が少なく、口当たりも悪いとして白米に取って変わられましたが、日本の食卓が豊かになるにつれて、雑穀の方が栄養バランスを取りやすくなったというわけです。
ただ、注意したいのは、雑穀も白米もカロリーはあまり変わらないというところです。ポイントとなるのは、摂取できる栄養のバランスの違いです。
自分の食事のバランスを考えて効果的に雑穀を取り入れられるようにしたいですね。