お米を研ぐとき、みなさんはどんな風にしていますか?
最近は無洗米も当たり前になってきて、昔ながらの方法でしっかり研いでいる人は少ないかもしれませんね。それは精米技術が上がった今なら、正解です。
白米を研ぐと言っても、今市販されている白米は昔と違ってぬかなどあまり残っていません。下手に何度も研いでしまうと、不必要な部分を削いでしまうことになります。
実際は表面に付いているゴミや埃を洗い流す気持ちでサッと洗うぐらいでちょうど良いのです。
では、最近白米に置き換わることが多くなった玄米はどうでしょうか?ご飯に混ぜて炊いているという人や、最近はもちもちとした食感の美味しい玄米が増えてきたので、玄米一筋という人も出てきました。
実は玄米も、それほどしっかり研ぐ必要はありません。研ぎ汁も白くなったりしないため、表面の汚れを洗い流して、念のため残った籾殻があれば取り除くぐらいの感覚で良いでしょう。
玄米でポイントになるのは事前に水に浸けておく時間です。白米よりも長く、夏なら2時間、冬なら6時間ぐらいでもちょうど良いくらいです。しっかり水に浸けておくと、口にしたときの、固い表面によるブチッという食感がなくなり、玄米らしいプチプチとした食感に変わります。
炊くときの水は、白米に比べて1.2倍から1.5倍入れるようにします。事前に水に浸しておく時間さえ気を付ければ、炊飯器でも普通に炊けますし、こだわって土鍋などで炊く人もいます。
炊きあがった玄米に苦みを感じるときは、玄米に含まれるカルシウムが原因です。炊く前に塩や塩麹を入れておくと中和されるので試してみてください。