炭水化物は悪者?(糖質制限ダイエットと雑穀米)
糖質制限ダイエットのブームは依然続いていますが、過度な糖質制限による身体への悪影響がささやかれ始めました。
確かに体重を減らすだけなら即効性の高い糖質制限は有効かも知れません。
手っ取り早く糖質を減らす為に、よくご飯などの主食を抜いてしまうというのを耳にしますが、人体に必要な栄養素を確保しなければ、例え体重は減ったとしても、健康的な美しさとは程遠いものになってしまいます。
炭水化物は決して悪いものではありません。
ご飯が悪く言われる理由の一つに、食後すぐに血糖値が上がりやすいという性質があります。
また、美味しさのために栄養豊富な米の外側を、精米によってそぎ落としてしまっていることで、栄養素の偏りや腹持ちの悪さがあります。
それらを一気に解消するためには、雑穀米が便利です。
雑穀米とは、白米に玄米や黒米や赤米などと、アワ、キビ、ヒエなどの穀類、大麦やハトムギなどをブレンドしたものを指します。
黒米や赤米にはポリフェノールやタンニンが含まれていますし、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
アワやキビなどの穀類はタンパク質を多く含み、大麦やハトムギは食物繊維の含有量が大変高いため、それらをブレンドした雑穀米は、白米だけのものよりも栄養豊富で腹持ちが良く、しかも血糖値を上げにくいという性質を持っています。
食物繊維を多く含む雑穀米はダイエットはもちろん、便秘解消や生活習慣病の予防や改善効果も期待できます。
特に最近では、スティック状に小分けになって売られているものが多く存在し、家庭でも手軽に作れるようになっていますので、ご飯を毛嫌いせずに、雑穀米の栄養素を味方につけて、キレイに健康的な食生活を試してみてはいかがでしょうか。