ちょっと気になる本を見つけたので紹介します。『人工透析なしで10年！でも元気な私の食生活 腎臓を養う雑穀レシピ』という名前です。
人工透析というのは、血液から老廃物や不要な水分などをこし取って尿を作る臓器、腎臓の機能が損なわれた場合、機械で人工的にその役割を代替する方法です。
腕などにある太めの血管からチューブで血液を抜き出して、機械を通して過剰な水分や老廃物をこしとって、また体内にその血を戻します。
腎臓が機能しなくなると身体がむくみ、毒素が溜まって慢性的な体調不良に襲われます。そして、行き着く先は死です。
かといって人工透析をすれば万事解決かと言えば、頻繁に通院が必要だったり、繰り返し必要な注射針の使用で血管に影響が出たり、水分バランスなどの急激な変化で動けなくなることもあり、透析後も体調不良を訴える患者が後を絶ちません。
本書は健康な人に比べて8%しか腎臓が機能していないと医師に告げられた女性が、その人工透析を拒みながら健康的に10年間暮らしている秘訣を明かした内容です。
中にはたくさんの健康的なレシピが載っていて、いずれも徹底した食生活の管理が求められる腎不全の人が食べるものとは思えない豪華さ。
その秘訣はやはり「雑穀」です。腎臓に不安を持つ人以外でも、実践すれば健康的な身体になれるのではないでしょうか？
